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第98回 学習アドバイス 「ランキング表の大学の偏差値について(2)」

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(前回の続き)

【例】X大学・Y学部(偏差値63.0)を受験した生徒の模試成績の偏差値分布


①【偏差値52.0~53.9】 合格者01名、不合格者57名
②【偏差値54.0~55.9】 合格者07名、不合格者73名
③【偏差値56.0~57.9】 合格者15名、不合格者89名
④【偏差値58.0~59.9】 合格者23名、不合格者101名
⑤【偏差値60.0~61.9】 合格者43名、不合格者72名
⑥【偏差値62.0~63.9】 合格者59名、不合格者63名
⑦【偏差値64.0~65.9】 合格者39名、不合格者24名
⑧【偏差値66.0~67.9】 合格者32名、不合格者12名
⑨【偏差値68.0~69.9】 合格者18名、不合格者02名
⑩【偏差値70.0~71.9】 合格者04名、不合格者01名

偏差値50台の前半(①~②)では、合格の可能性はゼロとは言わないまでも、合格している人数はかなり少ないので、現実的には合格はかなり困難なことが分かります。

偏差値55以上(③~⑤)となると現実的な合格の可能性が出てくると言えるので、まずはこのラインを目指したいところです。記念受験にならないためのボーダーがこのあたりでしょうか。第一志望の大学はせめてこの域にまでは到達したいラインです。

次に、合格者と不合格者の数が大体同じくらいになるところが⑥~⑦のあたりです(62.0~65.9)。そして前述のランキング上の偏差値63.0というのは、この層に該当します。

このようにランキング上の偏差値は、合格者と不合格者の数がだいたい同数になる偏差値帯であることがほとんどなのです。第一志望校でこの域まで到達できていればたいしたものです。逆に、この域の大学を「安全校」と考えるのは危険です。

そして、データ上は「絶対合格できるとまでは言えないにしても、かなり合格の可能性が高い」といえるラインは⑨~⑩の偏差値帯であることが分かります。一般に、この数値は「1ランク上の大学にチャレンジしても50%ほどの可能性がある」程度の偏差値帯ということになります。

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このように同じような偏差値帯の生徒でもこれだけ合否の差が生じるのはなぜでしょうか?

模試の問題とそれぞれ個別の大学の入試の問題は傾向も難易度も異なるということです。過去問などの研究を通じて志望校の問題の傾向に合わせた対策をどれだけ積んできたのかなどにより変わってくるでしょう。

そのような対策学習をするだけの基礎学力を早めに整えて、志望校に特化した対策の学習をする時間を絶対に確保したいものです。

第一志望に関しては、「まずは合格可能性があるラインを目指す」→「次に50%のラインを目指す」→「さらに80%以上合格すると思われるラインを目指す」というラインを大まかな目標とするといいでしょう。

また、第一志望の大学だけではなく、第二志望…安全校についても同様に目標を達成していくべきでしょう。

何が起こるのか分からないのが入試であり、A判定でも不合格となりえますし、E判定で合格できた例も枚挙に暇はありません。ただし、“目安”として偏差値データや全国模試の成績が参考になるのも確かなことです。

全国模試の成績や偏差値は、“最終目的”ではありません。“最終目的”は“志望校の合格”であるはずです。その大目標を叶えるための有効な手段として、全国模試を活用していきましょう。

全国模試の具体的な活用の仕方についてはまたの機会にお話しできたらと思います。

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