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第118回 学習アドバイス 「徹底比較!推薦入試vs一般受験(その3)」

■5.「リスク」について

(1)指定校推薦「△」
・推薦に必要な学校の評点は、原則として高1・高2・高3(前期)までである。そのため、高校生活を通じてその都度「自分はどれぐらいの評点を確保できているのか」といった自分の位置が目に見えやすい。
・同じ大学・学部・学科であっても、年度により評定平均値4.9の生徒が推薦枠を取ったり、4.2の生徒が推薦枠をとる年があるなど、不確定要素にも影響される。推薦枠を獲得すると入学が必須であるため、併願や辞退ができない。
・推薦入試を希望する生徒であっても、一般受験の可能性も考えて学習を行う生徒が大多数である。そのため、推薦合格が決まった後は“楽”であるといえるが、特に多くの受験生が本格的な受験勉強に打ち込み始める高3時は学校の試験にも備えつつ入試を見据えた学習も行うという意味で、一般受験に狙いを定めた生徒よりもハードであるとも言える。

(2)公募制推薦・自己推薦「○」
(3)AO入試「○」
・大学によって入試時期は異なるものの、指定校推薦ではおおむね高3前期の定期テストが終わった時点で、推薦入試のために備えられることのほとんどが終了するといっても過言ではない(その後は面接や小論文などが課されるが、“儀礼的な試験”である大学がほとんどであり、7月以降は一般入試に備えた学習にも充てられる)。しかし、公募制・一般・自己推薦・AO入試などでは10月、11月に迎える試験のための準備に多大の時間を要するため、一般受験のために学習に回せる学習時間が大いに減ることとなる。
・英語・数学といった学科の学習に比べると、面接・小論文・集団討論・課題レポートなどは比較的準備がしにくい。

(4)一般受験「○」
・推薦入試で学校成績を意識している場合には、高1の時から節目々々で目標があり、結果も返ってくるのだが、一般受験では高3の冬での一発勝負であるため、高1・高2の段階、高3の初期の段階で危機感が希薄となりやすい。

ファイル 80-1.jpg

■6.「高校間の格差」について

(1)指定校推薦「◎」
・各高校によりどの大学・学部・学科の指定校が何名来ているのかが著しく異なる。
・各高校での指定校推薦の枠は毎年変わるものの、大幅な変化はないため、早めに所属する高校の指定校推薦の一覧状況を把握しておきたい。

(2)公募制推薦・自己推薦「×」
・受験要件さえ満たせば、原則として所属高校による制約はない。
・ただし、評定平均値の評価に関しては、同じ値であっても所属している高校が異なれば、評価に差が生じるといわれている(ただし、評定値以外の要素で合否のほとんどが決すると考えてよい)。

(3)AO入試「×」
(4)一般受験「×」
・どの高校に所属しているかはもちろんのこと、高校での成績も原則として合否の材料にはならない。

■最後に
推薦入試(指定校推薦・公募制推薦・一般推薦・AO入試)・一般推薦の概要のイメージはつかめただろうか? 実際には「推薦入試も考えつつ、希望する大学の推薦が取れない場合は一般入試…」というような生徒も非常に多いため、「推薦か一般か?」という単純な二者択一ではなく、重点の置き方や優先順位の付け方は十人十色である。
しかし、「推薦を取りたいけど(評点が足りなくて)推薦が取れないから一般入試にチャレンジするしかない」というような消極的選択では、なかなか満足する結果を得ることは難しいのが現状です。
特に高1生の皆さんは、推薦入試や一般入試の概要、自分の通う高校の指定校推薦、などは早いうちから知っておきましょう。

ファイル 80-2.jpg

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