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第90回 学習アドバイス 「英単語の学習法(1)」

■長文読解を通して英単語を覚える
■“速読英単語”お薦め活用法(その①)

【1.お勧めの英単語帳】
「英単語の本格的な学習をこれから始めるという人」や「英単語の学習をまだ確立できていない人」だけでなく、「長文読解の勉強をしてもなかなか効果が現れないと感じている人」、「受験英語の勉強をさらに効果的にしたいと考えている人」にも、今後の英語学習のヒントや参考になればと思います。

さて、今日紹介するのは、
①「速読英単語 入門編(改訂第2版)」(Z会出版)¥900(税別)
②「速読英単語 必修編(改訂第6版)」(Z会出版)¥1,000(税別)
③「速読英単語 上級編(改訂第4版)」(Z会出版)¥1,200(税別)

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大学受験に向けた英語の勉強に取り組んでいる人にとっては、①の「入門編」は確かに最初は簡単かもしれない。しかし、第2章以降を見てみて欲しい。すべて知っている単語だと言えるだろうか?

また、この「速読英単語」を利用する勉強は、ただ単に「単語を覚える」だけではなくて、「長文を読む習慣をつける」「長文を読み込む絶対量を確保する」という意味も込められているので、英語の偏差値が50を超えていない人は絶対に購入して欲しい。どうしても使いたい単語帳があって、それでガンガン勉強ができているという人はそれでもOKだけど…、それでも日ごろから英語の長文を読むという習慣がついていない人は、長文の読み物としてでも利用してもらいたい

だいたい、①「入門編」を高2の春ぐらいまでに終わらせて、高3の4月以降、「必修編」をバリバリ使えるようになるのが理想的だ。

【2.利用の仕方】
①まずは、左ページの英文を自力で訳してみる
もちろん、右ページの和訳は見ないでね。「すべて訳し終わった」or「考えてみたけどもうgive up」となったら②に進もう。いきなり②から始める人がいる(又は今後でてくると思われる)が、分からなくても分からないなりに「どこまで読めたのか」を知ることは大切。ちゃんとやろう。特に「必修編」に入ると実感すると思うが、①と②が一番つらい作業でもある。めげずに頑張ろう。

②次に、1文1文の英文を「右ページの和訳」「巻末の解説」を参考に、確認していく。
1文1文ごとに「英文→和訳→解説」で確認していくこと。「なぜその英文の訳がそのような訳になるのか」を確認していく。最初は「和訳」や「解説」を見ても分からない英文があるかもしれません。その場合は、時間を見つけてスタッフに聞きに来てください。但し、最初は授業で扱っている内容もまだ少ない状態なので、分からない箇所が少なければ、理屈が分からなくても、なぜそのような訳になるのかがだいたい分かればOKです。もう少し学習が進んでから、分かるようになることも当然でてくるはずです。

学習が進んでいくにつれて(特に「必修編」)、この①と②の作業が一番キツイところです。でもここをしっかり出来ないと次に進めないし、学習の効果も期待できないので、くじけないで頑張ろう。すべての英文の確認が終わったら、③に進もう。

③英文だけを読む(右側の和訳は見ないこと)
今度は、英文だけで読んでみよう。もちろん、「ただ文字を目で追っているだけで、意味が全然わかっていない」という読み方ではダメだよ。「英文の意味が分かりながら」読み進めていこう。

ただし、せっかく全文を理解したつもりでも、「あれ?この英文の意味がつかめないぞ」という部分が出てくるものである(特に「必修編」)。でも、悲しむことはない。それが普通だ!そのようなときには、ちらっと右の和訳を見よう。「あ、そうだった!」って思えたら、続きを続行。和訳を見てもまだ分からなければ、巻末の解説をもう一回チェックしてもいい。

英文を最後まで読んだら、また、英文だけを最初から読んでみよう。これを何回も繰り返して、「1回も引っかからずに最後まで読んで、意味もつかめた!」という状態にしよう。ここまでが「速読英単語」の勉強の一番つらいところ。

④英文を何度か読み込む
引っかからない状態になれば、しめたもの。1回英文を通して読んでも、1分もかからないはずなので、何度も何度も繰り返し読もう。例えば、①~④を午前中にやったのであれば、「夕方おやつを食べた後に1回読む」とか、「家に帰って机に向かったときに最初に1回読む」とか、「1日の勉強の最後に1回読む」とか、して欲しい。1回読んでも1分もかからないのだから。英文を読む習慣をつけよう。

それから、英語を読むときは「なるべくさかのぼらないで読む」方が良い。どうしても難しいところは、さかのぼってもOKだけど、さかのぼらなくても意味が取れるのであれば、なるべくさかのぼらないで意味が取れるようにしよう。「彼はthat以下だと考えていた。日本人の平均寿命は減少傾向だと。彼が大学生の時に。アメリカにある(大学)~」といった感じだ。英語の語順で英文の意味を理解することに慣れていって欲しい。だからこそ、最初は入門編を是非使って欲しい。

⑤「英文」「和訳」の次のページで英単語をチェック
普通の英単語帳を覚えるようにやってもいいけど、お勧めなのは「ざっと眺めるだけ」。一つの英単語には複数の意味があることが普通だが、すべての意味を覚えようと思っても最初は無理なので、まずは長文の中で使われていた意味が分かればOK。「あ、この単語は確か○○って意味だったな。ほら、やっぱり。そっかこの例文だったらこんな訳になるな」という確認でOKだろう。「あ、ちなみにこの単語の名詞形は○○なんだ、こんな風に使うとこんな意味なんだ。ふーん。」という程度で最初は全然OK。

⑥翌日、また英文を読んでみる
①~④、特に④をどれだけ繰り返しやったかにもよるけど、悲しいことに「前日はすらすら読めるところまで行って、ひっかかるところなんてなかったのに、今日読んでみたら数箇所引っかかるところがあった」ということがある(っていうかむしろこれが普通)。そうしたら、③のように確認してOK。ただし、前日ほどの時間はかからないはず。すぐに引っかからなくなるので、数回読み込もう。

⑦次の長文にチャレンジ
また、新たな長文に対して同じことをやっていく。

→“速読英単語”おすすめ活用法(その②)に続く

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