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第75回 学習アドバイス「過去問・赤本の利用の仕方(38)今後の学習戦略(2)」

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●“熟語”などの知識問題に注意【英語】
英語の基礎学習というと「単語」「文法(語法)・構文」を思い浮かべない受験生はいないでしょう。その意味では、それなりに英語の受験勉強をしっかりと行っている受験生であれば、これらは見過ごさずに学習を進めていると思われます。

しかし、注意して欲しいのが以下のような熟語(イディオム)の知識が問われる出題です。

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■問題
次の各英文の下線部の意味が文末のカッコ内の語句とほぼ同じようになるように、空欄内に適切な一語を入れなさい。

You must keep ( ) the rules. [=follow]

■解答「to」
(和訳)その規則は守らなければいけない。
・keep to ~「①(規則など)に従う・~を守る」「②~を離れない」
ex. Keep to the left.「左側通行」
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keepという単語は単語帳で覚える単語ではありません。このようにkeep to ~「~に従う」というのは「熟語(イディオム)の知識」なので、単語や文法(語法)・構文などとは別に「熟語(イディオム)」をしっかりとマスターしておきたいのです。

特に「受験予定のX大学で毎年、第2問で10題出題されるが、2~3問しか正答できない」というような人は、これからしっかりと対策を行えば受験までには十分間に合うはずです。

当然のことですが、受験まで期日が差し迫った状況になってから始めても遅いので早めにチェックしましょう。

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●英作文の問題【英語】

志望校の入試問題で「英作文」の出題がある場合、通常は受験生であれば必ず押さえておきたい基本的な「単語」「熟語」「文法・語法」「構文」の組み合わせで出題されるケースが基本となります。

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■問題
次の日本語を英語に訳しなさい。ただし、(1)は解答欄に与えられた語で文を始め、(2)は解答欄に与えられた語句で終わること。(10点)

(1)この本はそんなに短時間で読むのは難しい。
This ________________________.

(2)どこに住もうとも、私たちはインターネットを使って自分の意見を表明できる。
________________________ by using the Internet.

■解答例
(1)( This ) book is hard to read in such a short time.
(2)Wherever we live, we can express ourselves ( by using the Internet ).

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上記は学習院大学で出題されている和文英訳問題からの抜粋です。
学習院大学では毎年このように和文英訳問題が2問出題されます。

さて、この英作文ですがどうでしょうか?

(1)に関してはThis book is hard to readという形は基本英文法で必須の構文です。
たいていは「不定詞」の単元で、It is dangerous to swim in this river. → This river is dangerous to swim in. という例文で扱われることが多い構文です。

(2)に関しても「どこに住もうとも」はwherever we liveまたはno matter where we liveとすべきところですが、これも基本文法で通常は関係詞の複合関係詞の分野で身につけているはずの知識です。
また、「自分の意見を表明できる」の部分ですが、これは例えば私の担当授業においては「動詞の語法」の単元でexpress oneself「自分の考えを述べる」を押さえておくべき表現として扱っています。また、その他の例文などにおいても比較的よく見かける表現です。

まずは自分の受験予定の大学の入試問題をチェックしてみましょう。
最低限身につけていなければならない「単語」「熟語」「文法・語法」「構文」がそもそも身についていないのであれば、「英作文」の対策以前の問題です。

「釣り」をしに来たのに竿もエサも持って来ていないのと一緒ですね。

もちろん、中には基本的な英単熟語・文法・語法・構文の組み合わせとは言い切れない出題がなされる大学もあり得ます。

しかし、そのような大学であっても「基本的な英単熟語・文法・語法・構文」が身についているからこそ、対策のトレーニングも行えるのであって、「基本的な英単熟語・文法・語法・構文」が身についていないようでは対策も行えません。

自分の受験予定の大学で英作文が出題されるとしても、「基本的な英単熟語・文法・語法・構文」をしっかりと身につけることが課題であるという場合も珍しくないのです。

(→第76回 学習アドバイス「過去問・赤本の利用の仕方(39)」に続く)

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