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第74回 学習アドバイス「過去問・赤本の利用の仕方(37)今後の学習戦略(1)」

■今後の学習の戦略 → 意図を持った学習を行おう
■合格へのシミュレーション → どこで合格点を取るか?

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出題の傾向を把握し、志望校の入試問題での自分の得点力を把握したら、その情報を今後の学習に反映させましょう。

特にこれからの時期、現役生は一番伸びる時期です。

最後の模試(11月下旬~12月上旬)からセンター・二次私大受験までの2~3か月の間に、“爆発的な伸び” を見せる現役受験生も少なくありません。

●E判定でも合格する受験生

「全国模試は最後までE判定だったけど、最終的に第一志望の大学に合格できました」という声をよく耳にするかと思いますが、決して珍しいことではないのです。

ただし、最後までE判定のまま最終的に残念ながら不合格となってしまう受験生は、それ以上に多いということも心得ておいて下さい。

「最期までE判定だったけど合格した受験生」の多くは、模試ではE判定だったけれども、実際の受験直前時には「具体的な合格の手ごたえをある程度つかめている」のです。

「全然点数が取れなくて、合格できる見込みも手ごたえも全然ないけど、なぜか合格してしまった」というわけではないのです。

そのような合格者と不合格者の一番の違いは、入試直前期の学習を“爆発的な伸び”につなげる学習ができたかどうかなのです。

●これからの時期、何をやるか?

では、これからの時期にどんな勉強をしたらいいのでしょうか?

「何をしたらいいのか分からない(=勉強する題材が見つからない)」という受験生はいませんね?

しかし、「やらなきゃいけないことだらけで、でも全部をやっている時間もないし、何を優先的に勉強したらいいのか分からない」という受験生は相当数いるのではないでしょうか。

もちろん、一人一人の受験生のこれまでの学習の状況や得意不得意など、また目指す志望校の違いなどもあるので一概には言えませんが、「志望校の過去問で具体的に得点を挙げるためのピンポイントな学習」はほとんどの受験生にとって必要な学習となるはずです。

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●各科目のどの分野でどれだけの得点を目指すのか、シミュレーションしよう

今後の学習によって正答率の向上が図れそうな分野、今後克服が必要な分野、今後の学習で課題になりそうなところを把握し、これからの学習に反映させましょう。

《得意教科は+α、苦手教科は-β》
合格最低点(得点率)の数字を目標とする場合、当然のことながら得意科目では+αを計算しておきたいものです。

※「自己採点の仕方」については→「第56回 学習アドバイス 『過去問・赤本の利用の仕方(19)自己採点の仕方』を参照ください。
※「合格最低点」については→「第57回 学習アドバイス 『過去問・赤本の利用の仕方(20)合格最低点(1)』→「第58回 学習アドバイス 『過去問・赤本の利用の仕方(21)合格最低点(2)』を参照下さい。

例えば、3教科で得点率70%を目指すのであれば、当然、得意教科では70%以上の得点を見込みたいわけです。

「得意な英語(150点)は80%、苦手な国語(100点)は65%、地歴・公民(100点)が70%で総合得点率73%=合格、というイメージです。

5教科7科目の国公立型の受験生であれば、得意の文系(理系)科目は9割、苦手な理系(文系)科目は7割、総合で8割などといった具合ですね。

また、5教科7科目型で全体的に7割の得点が見込める受験生でも、「各教科、全般的に7割」よりも、「二次や私大でも使う科目は8割、センター試験でしか使わない科目は6割、合計7割」という受験生の方が、当然結果は出やすいといえるでしょう。

これらの合格への戦略を立てる際に考えたいのが「どの科目でどれだけの得点を取りたいのか?」という希望だけでなく、「どの科目・分野でどれだけの得点が見込めるのか?」「どの科目のどの分野で本番までにあとどれだけの加点が見込めるのか?」というところです。

極端な言い方をすれば、本番の入試までに一番総合点が伸びる分野に学習量を費やしたいのです。

(→第75回 学習アドバイス「過去問・赤本の利用の仕方(38)」に続く)

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