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第105回 学習アドバイス「インプット学習のポイント(5)」

■「書かないと覚えられない神話」に毒されていませんか?

訳もわからずに「書かないと覚えられない」「単語や用語は10個ずつ書いて覚える」という考え方に毒されている人はいませんか?

もちろん、「書くこと」をすべて否定しているのではありません。

「書いて覚える」という学習法が向いているという人もいるでしょうし、「書くことこそが大事」という分野も枚挙に暇がありません。

私が言いたいのは、「書くことによって勉強をした気になってそれだけで満足していませんか?」「本当に効果のある学習ができていますか?」ということなのです。

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■インプット学習では「書く量」をなるべく減らして勉強する

特に受験勉強の初期の段階では、ノートやルーズリーフなどに「単語」や「用語」などを膨大に書いて勉強をする人が多いですが、最初は“なるべく書かない”というのもおススメです。

例えば、先述(→「第103回 学習アドバイス『インプット学習のポイント(3)』」)のように、一問ずつ答え合わせをしていくのであれば、いちいち書かなくても答えの確認に困るということもないでしょう。

選択問題ではなく、単語レベルを自分で記述する問題であっても、例えば「meet」とか「do」とかといった基本的なものはいちいち書く必要はないはずです。

書くにしてもちょっとスペルに自信がないものだけでいいでしょう。

■「10個ずつ書いて全体を1周する」より「3個ずつ書いて全体を3周する」方が、かかる時間は少ないが、学習の効果は高い!?

私だったら、例えば「答えを10個ずつ書く→3か月かけてその問題集を1周する」という学習をしても、その問題集の半分もマスターできないんじゃないかと思います。

でも、かかる時間は同じでも、「答えを書くのは3個ずつ→3か月かけてその問題集を3周する」、あるいは「答えを書くのは1個ずつ→3か月かけてその問題集を10周する」「基本的に答えは書かない。気になったものだけを1、2回書く」というやり方をしたら、おそらくその問題集の内容をほとんどマスターできる自信があります。

書くという作業には、思ったより時間がかかるものです。

もちろん、最終的には個人個人に一番合った学習のスタイルを築いていくことが一番大事なことなので、自分にとって学習効果が高い方法を模索してもらえたらと思っています。

「1周目は3個ずつ書いたけど、2周目以降はほとんど書かない」とか、「基本的には書かないけど、気になるものは2、3回書く」などのように様々なバリエーションがあり得ます。

「ただひたすら量を書けば書くほどいい」ということを盲信している人がいたら、自分にとって本当に効果の高い学習の進め方を意識してみる際のヒントにしてもらえたらと思います。

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→「第101回 学習アドバイス『インプット学習のポイント(1)』」はこちら

→「第102回 学習アドバイス『インプット学習のポイント(2)』」はこちら

→「第103回 学習アドバイス『インプット学習のポイント(3)』」はこちら

→「第104回 学習アドバイス『インプット学習のポイント(4)』」はこちら

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