第84回 学習アドバイス「受験校決定・出願時のポイント(4)受験日程」
- 2015/12/28 20:43
- カテゴリー:学習アドバイス, 受験校決定・出願ポイント
■連続の受験は極力避けるべき
■志望順位が高い大学は直前の日程に注意
出願の準備をしている中で、受験のスケジュールも明確になってきたことと思います。
その際に、自分が受験したい大学をそのまま受けようとすると、受験日が連続になってしまうことも多いと思います。
「2日連続」は仕方がないとしても、「3日連続」「4日連続」というスケジュールになってしまうことも珍しくありません。
■「3日連続」「4日連続」は避けるべき?
「3日連続」以上の連続受験は、当然のことながら避けることができるのであれば避けるべきでしょう。
ただし、「何日連続までならば大丈夫か?」という感覚については、個人差があるのも事実です。
「3日連続で受験をしたけど、全然きつくなかった」という受験生もいれば、「3日連続で受験してめっちゃ疲れた。3日目なんてただ受けに行っているだけになってしまって、その後の受験にまで影響が出たかも…」という受験生もいます。
■入試合間の過ごし方
「3日連続で受験をしたけど、受験自体は全然きつくなかった。でも全部不合格でした」という受験生もいれば、「3日連続で受験をしたけど本当にきつかったです。どうにか全部合格はできたんですけど、3日目はもう本当にダメかと思いました」という受験生もいます。
そう考えると、「受験後の確認や合間の勉強などをあまりせずに受験したので楽だった」という可能性もありますね。
ただし、「3日連続は避けるべきだ」と言われて泣く泣く受験校を諦めて、悔いが残ってしまうのも上手くありません。
最終的には信頼できる指導者に相談した上で、最後は受験生自身が決断すべきかと思います。
■連続日程の後半に第一志望が来ないように!
リスクを承知の上で連続日程での受験をするとしても、第一志望、あるいは志望順位が高い大学、ポイントになりそうな大事な受験校の前はなるべく他大学の受験は避けたいものです。
例えば、3日連続の受験をするにしても、3日目に本命の大学が来てしまうのは極力避けるべきです。
初日に「本命の大学」、3日連続の3日目に「滑り止めの大学、または志望順位の高くない大学」という流れをおススメします。