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カテゴリー「学習アドバイス」の検索結果は以下のとおりです。

第104回 学習アドバイス「インプット学習のポイント(4)」

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■問題集やテキストの問題には答えを書き込まない → 繰り返し解く

授業のテキストだけでなく、問題集や授業プリントなどでも同様ですが、 「1回やれば2度と忘れない」というごく一部の例外的な天才的頭脳の持ち主を除けば、この手のものは、繰り返し何度もやる必要があります。

先述の通り、「ある特定の単元」だけを繰り返すという学習も場合によっては必要ですが、それとは別に「テキストや問題集1冊単位で2周、3周と×が付かなくなるまで繰り返す」という学習も必要です。

なので、当然2度目、3度目と繰り返せるように答えは書き込むべきではありません。

■間違えた問題にチェックを入れておくこと

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1周目で間違えたら、問題番号に「/」を付ける
2周目で間違えたら、問題番号に「\」を付ける
3周目で間違えたら、問題番号に「○」を付ける
4周目で間違えたら、問題番号の横に「?」を付ける
5周目で間違えたら、問題番号の横の「□」を蛍光ペンで塗る…

などなど、印は何でもいいので、「①間違えた問題にチェックを入れる」「②何周目で間違えたのかが分かるように、チェックの種類を変える」のがおススメです。

1周目はチェックだらけになってしまう人も多いと思いますが、ある意味では“普通”のことなので落ち込まないで下さいね。

例えば、初めての問題集であれば1周目、2周目は基本的にチェックだらけになってしまったとしても仕方がないと言えます。

かなり“できる生徒”であっても、チェックの数が目に見えて少なくなるのは一般に3回目以降だと考えて下さい。

(もちろん、それまでに持ち合わせている学習の土台や、1周するのにどれぐらいの時間がかかっているのか、など諸々の事情により個人差はあります)

ある程度、習慣的に勉強をすることが必要なので、学習の間隔があきすぎたり、1周終わるまでに時間が掛かり過ぎると、なかなか学習の効果は表れません

このチェックをちゃんと入れておくと、後々「よし、1周目も2周目もチェックが入らなかったやつは、もう絶対に大丈夫だから3回目以降は飛ばそう」とか「3回目以降でチェックが入っているものだけをやろう」などというような勉強もできます。

「5周目以降でチェックが入ったものだけをやろう」など、定着に自信のない部分だけを効率的に繰り返し復習することが可能です。

なので、例えば冬の時期に「最後にもう一度、文法・語法のあの問題集を1周確認しよう」という際に、3日とか5日というスパンで1冊の確認ができるのです。

→「第101回 学習アドバイス『インプット学習のポイント(1)』」はこちら

→「第102回 学習アドバイス『インプット学習のポイント(2)』」はこちら

→「第103回 学習アドバイス『インプット学習のポイント(3)』」はこちら

第103回 学習アドバイス「インプット学習のポイント(3)」

■勉強「量」を最大限に確保したら、次は勉強の「質」を考えよう
■「努力の量」をしっかりと「学力の向上」につなげるインプット術

問題演習の際に、まずは問題を先にどんどん解いてしまい、後でまとめて答え合わせ(丸付け)をするというときに、「間違った問題だけを確認」している人はいませんか?

間違った問題だけではなく、「正解できていた問題もちゃんと確認をしている」という人も、「正解できていた問題の確認が疎か」になっている人はいませんか?

少しでも心当たりのある人は“危険”です。

一般に冬場の勉強であれば、「間違えたところだけを確認」→「少しでも多くの問題を解く」という学習に時間を使うべきだとアドバイスするケースも多くなります。

しかし、問題集などを使って演習をすることで、学習内容のインプット(定着)をガンガン行っているような状況では、「正解した問題の確認」が非常に大事で、それをしっかりと行えていないと、学習の効果が1/2にも1/3にもなってしまっている可能性があるのです。

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■「間違えた問題の確認」は当然だけど、「正解できた問題の確認」をちゃんとしているかで差がつく!

例えば、「選択式・マーク式」の問題では、勘でも正解してしまうことがあります。

また、完全な勘ではないにしても「正解は③か④だと思うんだけど…、とりえず答えは④」というような解き方をした場合に、「結局その④は正解だったのかどうか?」をしっかりと確認しなければ、問題演習をした意味がありません。

つまり、今後同じような問題に出会った際に、「あ、これと同じような問題を前にやったことがあるぞ。その時は③か④で迷ったんだけど…、で結局答えは何だったんだっけ? ちゃんと確認してないから分からないや」となってしまっては何のために問題演習をしたのか分かりません。

つまり、問題を解いたときに正解していようと間違っていようと、どちらの場合もちゃんと確認をしなければならないのです。

そして「間違った問題」の確認は誰もがするのですが、「正解した問題」の確認をしっかりと行っていない人は案外多いのが実情です。

■一問ごとに答え合わせをする

そうは言うものの、問題をざっとやって丸付けを行った後で、正解できていた問題も含めてすべての確認を行うというのは、なかなか気の重い作業でもあります。
間違えた問題だけをささっと答え合わせをして、終わりにしてしまいたいものです。

そこでおススメなのが、「問題を一つやったらすぐ答え合わせ」→「次の問題をやったらまたすぐに答え合わせ」というように、一問一答式の問題でなくても一問ごとに答え合わせをしていく、という進め方です。

もちろん、「一問ごと」でなくても、「3問ごと」「5問ごと」であっても良いと思いますし、過去問などの学習であれば「大問ごと」でもいいと思います。

大事なのは「正解できた問題も最低限の確認をしっかりと行う」ということなので、それが一番やりやすい「区切り方」を行うということが一番のおススメなのです。

「答えが書いてあるページ」は「しおり・定規・消しゴム」などで隠しながらずらしていくなど工夫をして、スピーディーに進められるとなお良いと思います。

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→「第101回 学習アドバイス『インプット学習のポイント(1)』」はこちら

→「第102回 学習アドバイス『インプット学習のポイント(2)』」はこちら

第102回 学習アドバイス「インプット学習のポイント(2)」

■勉強をしているのになかなか学力の向上が実感できない人へ

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■「特定の単元だけ」→「全範囲の網羅」

大学受験のように広範囲にわたる実力試験に通用する学力を身につけるためには、「特定の単元・範囲だけ」ではなく、「すべての単元・全範囲」を網羅しなければなりません。

実際、「特定の分野だけを完璧」に仕上げても全国模試などではなかなか結果になりませんが、「たとえ完成度が5、6割であっても、全範囲を網羅」した学力が備わると、全国模試などでも目に見えた結果が出るはずです。

厳しい言い方をすれば、勉強自体はちゃんと行っていても、新しいことをどんどん理解していきながら、その理解したことの定着がなされぬままに、どんどん忘れていってしまうのであれば、まさに「穴の開いたバケツに水を入れている」のと同じ状態で、いつまでたってもバケツの水が増えてこないということになりかねません。

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■ある程度の期間で、全体的にひと通り目を通す → 2周、3周と繰り返す

問題集や参考書も「全範囲を網羅する」となると、1冊の問題集や参考書を1周するのに半年もかけていてはダメで、「ある程度短いスパンで1周する」→「2周、3周と繰り返す」という学習が非常に有効です。

「半年かけて1周する」のではなく、「3週間程度で1周する→半年で10周する」というイメージです。

(これについては「第22回 学習アドバイス『夏の具体的な目標設定〈文系科目・基礎編(1)〉』」でも紹介したので是非参考にしてみて下さい)

具体的にどれぐらいの期間で行うべきかは、科目・単元・問題集や参考書の種類・その人の学習状況・学力状況・目標とするレベルなどによって変わってくるので、一概には言えないので、詳細は気軽に学習アドバイザーに相談して下さい。

【英単熟語・古文単語】
【「英文法・語法」系の問題集】
→「第22回 学習アドバイス『夏の具体的な目標設定〈文系科目・基礎編(1)〉』」を参考にしてみて下さい

【英語長文】
基本は1日1長文はチャレンジしたいですね。
理系の人や国公立志望の人で、他の科目との兼ね合いで時間が確保できない場合は、「新しい長文は3日で2つ」というような形にせざるを得ませんが、その場合でも「英文を読む」こと自体は必ず毎日行いたいです。

→「第90回 学習アドバイス『英単語の学習法(1)』」も参考にしてみて下さい

→「第91回 学習アドバイス『英単語の学習法(2)』」も参考にしてみて下さい


【数学の問題集】

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授業などを通じて1つ1つの単元をしっかりと理解していくこととは別に、既習内容の演習という側面では、「数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ・B」の全範囲をある程度の期間で程度で1周終わらせるような演習を行いたい。
その際に、「分からないところがある」などで止まってしまうのが一番よくないケースであるといえるでしょう。
「分からないところ」「分からない問題」があったらチェックをしておいて、講師やスタッフに質問できるときにまとめて解決をするとして、自分の日々の勉強としてはどんどん演習を進めるべきです。

【地歴・公民】
早めに全範囲をひと通り終わらせることに努めましょう。
全範囲をひと通りまとめた後は、全範囲を通じてのインプット学習を行うべきです(もちろん、問題集なども併用すべきです)。
例えば当校の某講座のように、全範囲の通史がプリント約50枚にまとまっているとしましょう。
1日で3枚に目を通せば約17日で1周
1日で5枚に目を通せば約10日で1周
1日で7枚に目を通せば約7日で1周…
というスパンで確認をしていくことができます。

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第101回 学習アドバイス「インプット学習のポイント(1)」

■GWはこれまでの勉強の手遅れを取り戻すチャンス
■夏までに手薄な分野のインプット学習を計画的に終わらせよう

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これから梅雨を迎え、そして梅雨が明けるといよいよ夏ですね。
少し気は早いですが、今後の学習の指針はしっかりと持っておくべきです。

高3生であれば、夏前(夏)にはインプットの勉強はひと通り終わっていて、夏(9月)より演習(アウトプット)中心・過去問に軸を置いた学習に移行できるのが理想的です。

“インプットの学習”とは、英単熟語や古文単語を増やしたり、必要な基本英文法・語法や数学の基本公式を身につけたりなどなど、いわば「前提として所持しているべき道具をしっかりと身につけるために行う学習」のことを言います。

(逆に、持ち合わせている知識や公式を用いて、実際の入試問題で目標点を時間内にコンスタントにとるために行うトレーニングが“アウトプットの学習”です)

しかし、現実的には「インプット学習はひと通り終わったけど、まだ古文単語に不安があるから、夏に重点的に行おう」とか、「文法問題集は1冊完璧になったけど、熟語の問題集はまだ完ぺきになってないから、夏の間にあと2周はしないとマスターできないな」など、あとあと手薄な部分のインプット学習の課題が残ってしまう生徒が多いのも実情です。

そのようば場合でも、手放しで悲観する必要はもちろんありません。
相対的に「苦手な分野・手薄な分野」というのは誰にでもあるものだし、これまでインプットの学習を頑張ってきたからこそ「苦手な分野」「手薄な分野」という補強ポイントも明確になったんだと考えて、これからの学習で効果的に克服できれば十分なはずです。

しかし、(特に受験生で)「手ごたえのある今後の学習の見通し」がまだ立っていない人がいたとしたら、その人は要注意です。

「英単語帳を3か月かけて1周したけど、単語力がついた実感がほとんどない」「ただ勉強をするにはしているが、インプットした内容が定着してきた実感がほとんどない」などなど、心当たりのある人はいませんか?

特に現役生の皆さんにとっては、かなりまとまった時間を勉強に打ち込むことができるのは夏しかありません。

その証拠に、夏休みが明けていざ学校が始めると、時間の少なさに強い焦りを覚えるはずです。

ということは、そのように重要な❝夏❞を効果的に過ごすためにも、夏までに必要なインプット学習にめどをつけたいのです。

そもそも絶対的な学習量が確保できていないという人は、まずはしっかりと勉強の量を確保すべきです。

その上で、日々行っているインプット系学習をより効果的にするためのお薦めの学習ポイントを紹介していきたいと思います。

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第100回 学習アドバイス 「大学受験の偏差値について(2)」

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■「高校受験の偏差値」と「大学受験の偏差値」の基準は異なる

仮定の話になりますが、高校受験の際の学力・成績を仮にそのままの状態でキープして大学受験に臨んだとしても、高校受験のときと同じ「偏差値」を出すのは通常は難しいのです。

なぜでしょう?
それは、高校と大学の受験者層の違いにあります。

現在、日本の高校進学率は97%超だといわれています。
高校受験の際の「偏差値」というのは、そのような母集団の中での偏差値ということになります。

しかし、大学進学率となると現在の日本でも50%前後にとどまります。

しかも、この50%の人々というのは当然、進学校の生徒の割合が高いと考えられるので、母集団のレベルは高校受験に比べて明らかに上がるはずです。

一般に、高校受験の偏差値と大学受験の偏差値では、約10程度の差が出るといわれています。
(もちろん、大学受験の偏差値の方が10程度低くなる、ということです)

このように、偏差値はというのは、仮に学力が同じであっても、母集団のレベルによって当然変化するものなのです。

大学受験(全国模試)における偏差値というのは絶対のものではありませんが、志望校に合格するためのデータとして参考になることも事実です。

最近流行りの映画「ビリギャル」ではありませんが、偏差値40からスタートして、見事現役で早稲田・慶應に受かった、などということは簡単なことではありませんが、決して珍しいことではないのです。

一番の目標は「志望校に合格すること」なのだから、そのための手段として「全国模試」及び「偏差値」というデータをうまく利用することが大切ですね。

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第99回 学習アドバイス「大学受験の偏差値について(1)」

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■偏差値とは

あるテストで60点を取ったとしましょう。
しかし、それだけでは実力を評価することはできません。

なぜならば、そのテストの平均点が80点なのであれば、60点という成績は「いまいち」ですが、平均点が30点なのであれば「素晴らしい!」ということになるからです。

このように、「同じテストを受験した他の人たちがどれくらいの点数を取っているのか」「平均点(とその得点分布のバラつき具合)」という要素を抜きにしては、60点という点数の評価はできないのです。

偏差値とは、簡単に言えば「平均点を偏差値50として、ある集団の中でのその人の位置を示す数値」のことです。

全国模試の偏差値では、その模試を受験した受験生の中での自分の位置がわかります。

もちろん、この偏差値という数値は絶対のものではありませんが、少なくとも「得点」よりは自分の学力の客観的な位置を把握することができるのです。

■昔はもっとできたはずなのに…

大学受験を意識した際に、偏差値に違和感を抱く人も少なくありません。

「あれ?中学の時には偏差値60は下らなかったのに、今はこんなに下がっちゃうものなの?」

もちろん、中学生のときはもっと勉強をしていたのに、高校生になって以来勉強を全然しなくなってしまって、「成績(偏差値)」が下がってしまったという人もいるでしょう。

しかし、「勉強をさぼっていたわけではないのに、大学受験に際して成績(偏差値)が高校受験のときよりも下がってしまった」ということがあったとしても、それはある意味では当然のことだということもできるのです。

(→「大学受験の偏差値について(2)」に続く)

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第98回 学習アドバイス 「ランキング表の大学の偏差値について(2)」

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(前回の続き)

【例】X大学・Y学部(偏差値63.0)を受験した生徒の模試成績の偏差値分布


①【偏差値52.0~53.9】 合格者01名、不合格者57名
②【偏差値54.0~55.9】 合格者07名、不合格者73名
③【偏差値56.0~57.9】 合格者15名、不合格者89名
④【偏差値58.0~59.9】 合格者23名、不合格者101名
⑤【偏差値60.0~61.9】 合格者43名、不合格者72名
⑥【偏差値62.0~63.9】 合格者59名、不合格者63名
⑦【偏差値64.0~65.9】 合格者39名、不合格者24名
⑧【偏差値66.0~67.9】 合格者32名、不合格者12名
⑨【偏差値68.0~69.9】 合格者18名、不合格者02名
⑩【偏差値70.0~71.9】 合格者04名、不合格者01名

偏差値50台の前半(①~②)では、合格の可能性はゼロとは言わないまでも、合格している人数はかなり少ないので、現実的には合格はかなり困難なことが分かります。

偏差値55以上(③~⑤)となると現実的な合格の可能性が出てくると言えるので、まずはこのラインを目指したいところです。記念受験にならないためのボーダーがこのあたりでしょうか。第一志望の大学はせめてこの域にまでは到達したいラインです。

次に、合格者と不合格者の数が大体同じくらいになるところが⑥~⑦のあたりです(62.0~65.9)。そして前述のランキング上の偏差値63.0というのは、この層に該当します。

このようにランキング上の偏差値は、合格者と不合格者の数がだいたい同数になる偏差値帯であることがほとんどなのです。第一志望校でこの域まで到達できていればたいしたものです。逆に、この域の大学を「安全校」と考えるのは危険です。

そして、データ上は「絶対合格できるとまでは言えないにしても、かなり合格の可能性が高い」といえるラインは⑨~⑩の偏差値帯であることが分かります。一般に、この数値は「1ランク上の大学にチャレンジしても50%ほどの可能性がある」程度の偏差値帯ということになります。

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このように同じような偏差値帯の生徒でもこれだけ合否の差が生じるのはなぜでしょうか?

模試の問題とそれぞれ個別の大学の入試の問題は傾向も難易度も異なるということです。過去問などの研究を通じて志望校の問題の傾向に合わせた対策をどれだけ積んできたのかなどにより変わってくるでしょう。

そのような対策学習をするだけの基礎学力を早めに整えて、志望校に特化した対策の学習をする時間を絶対に確保したいものです。

第一志望に関しては、「まずは合格可能性があるラインを目指す」→「次に50%のラインを目指す」→「さらに80%以上合格すると思われるラインを目指す」というラインを大まかな目標とするといいでしょう。

また、第一志望の大学だけではなく、第二志望…安全校についても同様に目標を達成していくべきでしょう。

何が起こるのか分からないのが入試であり、A判定でも不合格となりえますし、E判定で合格できた例も枚挙に暇はありません。ただし、“目安”として偏差値データや全国模試の成績が参考になるのも確かなことです。

全国模試の成績や偏差値は、“最終目的”ではありません。“最終目的”は“志望校の合格”であるはずです。その大目標を叶えるための有効な手段として、全国模試を活用していきましょう。

全国模試の具体的な活用の仕方についてはまたの機会にお話しできたらと思います。

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第97回 学習アドバイス 「ランキング表の大学の偏差値について(1)」

■ランキング表の大学の偏差値は合格可能性50%の目安です

いわゆる大学の難易度ランキングに記載されている各大学の偏差値は、「合格可能性が50%となる偏差値」の“目安”です。知っていましたか?

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入試ランキングなどに記載されている各大学の偏差値が、「A判定」の目安だと誤解している生徒さんが多いのが実情ですが、「合格可能性が50%」ということは、全国模試などの志望校の合否判定では「C判定」ということになります。

では、難易ランキングに記載されている偏差値では合格できないのか?といったら、一概にそうも言えません。

例えば、X大学のY学部の入試ランキング偏差値が仮に63.0であるとすると、実際の生徒の模試の成績の偏差値分布データのイメージは以下のようなイメージになります。


①【偏差値52.0~53.9】 合格者01名、不合格者57名
②【偏差値54.0~55.9】 合格者07名、不合格者73名
③【偏差値56.0~57.9】 合格者15名、不合格者89名
④【偏差値58.0~59.9】 合格者23名、不合格者101名
⑤【偏差値60.0~61.9】 合格者43名、不合格者72名
⑥【偏差値62.0~63.9】 合格者59名、不合格者63名
⑦【偏差値64.0~65.9】 合格者39名、不合格者24名
⑧【偏差値66.0~67.9】 合格者32名、不合格者12名
⑨【偏差値68.0~69.9】 合格者18名、不合格者02名
⑩【偏差値70.0~71.9】 合格者04名、不合格者01名

この表の解説と皆さんへのアドバイスについては次回にお話ししたいと思います。

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(「ラインキング表の大学の偏差値について(2)」に続く)

第91回 学習アドバイス 「英単語の学習法(2)」

■長文読解を通して英単語を覚える
■“速読英単語”お薦め活用法(その②)
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【3.進め方】
「1つの長文を1日しかやらない」のではなくて、「1つの長文を、何日間か続けて読む」のがお勧めだ。何度も何度も読み込んだ英文が読めないのに、初めてみた長文(全国模試とか入試の本番とか)で読めるはずがないと思いませんか?

ちなみに学習アドバイザーの私は、自分の受験時代には「1日目に長文1をやったら、2日目は長文1~2。3日目は長文1~3、4日目は長文1~4、5日目は長文1~5。6日目にやっと長文1は卒業して長文2~6。7日目に長文3~7」という風にやっていました。イメージは分かるよね?

最終的な進め方は自分に合った形で構わないと思うが、「楽をしたいから」という理由で逃げてはダメだよ。例えば、「俺は理系で英語も苦手なんだよな。しかも数学や物理で相当時間が必要だし、英語の勉強時間はそこまでとれないんだよな」という人は、「新しく取り組む英文は毎日1つじゃなくて、3日で1つにしよう」とかでもOK。

また、特に文系の人は、「毎日新しい英文を1つ進める」のがお勧めだけど、たまにはできない日もある。でも、そんな日であっても前日にやった英文(あるいはこれまでにやった英文)を読むという作業は絶対にやって欲しい。1つの英文を5回読んでも数分しかかからないはずだ。毎日英文を読むという習慣を絶対につけてもらいたい

最初は(特に必修編)すごく時間がかかるかもしれないけど、慣れてきて、しかも英語の力が付いてくれば、新しい英文に取り組んで①~⑤の作業をやるのに1時間以内にできるようになるよ。

【4.その他】
1.「①入門編」「②必修編」「③上級編」と全部やった方がいいの?

結論から言えば「①入門編」+「②必修編」までで基本は十分である。「②必修編」までをしっかりと利用して学習ができれば、偏差値70以上・早慶レベルを目指す生徒でも十分対応可能だ。逆に、「③上級編」は収録されている長文がすべて早慶レベルの入試問題であり難しい。「③上級編」については利用する人でも、本稿で紹介している単語の学習とは違う目的で利用するべきものと考えて頂けたらと思います。

2.その他に一般的な英単語帳も使ったほうがいいの?

使わなくて大丈夫。どうしても不安な人は、一般的な単語帳を買ってやってもいいけど。速読英単語をしっかりとやれば、その他の単語帳はなくても大丈夫。

3.このペースでやっていったら、いつまでにどれだけの出来るのかを意識しよう

例えば「このペースでやっていったら○月までに最初の1周が終わるな」とか、逆に「○月までに絶対に1周目を終わらせよう」とか。予定はその都度変更してもいいけど、あまりちょくちょく予定を先延ばししていてはダメだよ。

4.何周もやること

入門編は場合によっては1周やればOKかもしれないが、必修編はどんなに少なくとも2周以上はしたい。もちろん。1周目より、2周目の方が楽だし時間もかからないよ(1周目の勉強があまりにも適当だと、2周目も大して変わらないけど(涙))。

最終的には、英語の力を伸ばすことが一番の目標なので、目に見えて英語の力がついた段階で、速読英単語を卒業しても構いません。また、ここで紹介した勉強の仕方は、あくまでお勧めであって、細かなところは勉強が進むにつれて自分にとって効果の高い方法に変えていってもらっても構いません。

一人ひとりのこれまでの学習の状況・現状の学力が違えば、目指す志望校も異なります。むしろここでの学習アドバイスを参考にして、今の自分にとってぴったりの学習法を主体的に構築するための一助となればと思っています♪

その他、分からないことや不安なことがあれば、是非スタッフに相談しに来てくださいね。

↓CD教材など付属の教材も多数あります。
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第90回 学習アドバイス 「英単語の学習法(1)」

■長文読解を通して英単語を覚える
■“速読英単語”お薦め活用法(その①)

【1.お勧めの英単語帳】
「英単語の本格的な学習をこれから始めるという人」や「英単語の学習をまだ確立できていない人」だけでなく、「長文読解の勉強をしてもなかなか効果が現れないと感じている人」、「受験英語の勉強をさらに効果的にしたいと考えている人」にも、今後の英語学習のヒントや参考になればと思います。

さて、今日紹介するのは、
①「速読英単語 入門編(改訂第2版)」(Z会出版)¥900(税別)
②「速読英単語 必修編(改訂第6版)」(Z会出版)¥1,000(税別)
③「速読英単語 上級編(改訂第4版)」(Z会出版)¥1,200(税別)

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大学受験に向けた英語の勉強に取り組んでいる人にとっては、①の「入門編」は確かに最初は簡単かもしれない。しかし、第2章以降を見てみて欲しい。すべて知っている単語だと言えるだろうか?

また、この「速読英単語」を利用する勉強は、ただ単に「単語を覚える」だけではなくて、「長文を読む習慣をつける」「長文を読み込む絶対量を確保する」という意味も込められているので、英語の偏差値が50を超えていない人は絶対に購入して欲しい。どうしても使いたい単語帳があって、それでガンガン勉強ができているという人はそれでもOKだけど…、それでも日ごろから英語の長文を読むという習慣がついていない人は、長文の読み物としてでも利用してもらいたい

だいたい、①「入門編」を高2の春ぐらいまでに終わらせて、高3の4月以降、「必修編」をバリバリ使えるようになるのが理想的だ。

【2.利用の仕方】
①まずは、左ページの英文を自力で訳してみる
もちろん、右ページの和訳は見ないでね。「すべて訳し終わった」or「考えてみたけどもうgive up」となったら②に進もう。いきなり②から始める人がいる(又は今後でてくると思われる)が、分からなくても分からないなりに「どこまで読めたのか」を知ることは大切。ちゃんとやろう。特に「必修編」に入ると実感すると思うが、①と②が一番つらい作業でもある。めげずに頑張ろう。

②次に、1文1文の英文を「右ページの和訳」「巻末の解説」を参考に、確認していく。
1文1文ごとに「英文→和訳→解説」で確認していくこと。「なぜその英文の訳がそのような訳になるのか」を確認していく。最初は「和訳」や「解説」を見ても分からない英文があるかもしれません。その場合は、時間を見つけてスタッフに聞きに来てください。但し、最初は授業で扱っている内容もまだ少ない状態なので、分からない箇所が少なければ、理屈が分からなくても、なぜそのような訳になるのかがだいたい分かればOKです。もう少し学習が進んでから、分かるようになることも当然でてくるはずです。

学習が進んでいくにつれて(特に「必修編」)、この①と②の作業が一番キツイところです。でもここをしっかり出来ないと次に進めないし、学習の効果も期待できないので、くじけないで頑張ろう。すべての英文の確認が終わったら、③に進もう。

③英文だけを読む(右側の和訳は見ないこと)
今度は、英文だけで読んでみよう。もちろん、「ただ文字を目で追っているだけで、意味が全然わかっていない」という読み方ではダメだよ。「英文の意味が分かりながら」読み進めていこう。

ただし、せっかく全文を理解したつもりでも、「あれ?この英文の意味がつかめないぞ」という部分が出てくるものである(特に「必修編」)。でも、悲しむことはない。それが普通だ!そのようなときには、ちらっと右の和訳を見よう。「あ、そうだった!」って思えたら、続きを続行。和訳を見てもまだ分からなければ、巻末の解説をもう一回チェックしてもいい。

英文を最後まで読んだら、また、英文だけを最初から読んでみよう。これを何回も繰り返して、「1回も引っかからずに最後まで読んで、意味もつかめた!」という状態にしよう。ここまでが「速読英単語」の勉強の一番つらいところ。

④英文を何度か読み込む
引っかからない状態になれば、しめたもの。1回英文を通して読んでも、1分もかからないはずなので、何度も何度も繰り返し読もう。例えば、①~④を午前中にやったのであれば、「夕方おやつを食べた後に1回読む」とか、「家に帰って机に向かったときに最初に1回読む」とか、「1日の勉強の最後に1回読む」とか、して欲しい。1回読んでも1分もかからないのだから。英文を読む習慣をつけよう。

それから、英語を読むときは「なるべくさかのぼらないで読む」方が良い。どうしても難しいところは、さかのぼってもOKだけど、さかのぼらなくても意味が取れるのであれば、なるべくさかのぼらないで意味が取れるようにしよう。「彼はthat以下だと考えていた。日本人の平均寿命は減少傾向だと。彼が大学生の時に。アメリカにある(大学)~」といった感じだ。英語の語順で英文の意味を理解することに慣れていって欲しい。だからこそ、最初は入門編を是非使って欲しい。

⑤「英文」「和訳」の次のページで英単語をチェック
普通の英単語帳を覚えるようにやってもいいけど、お勧めなのは「ざっと眺めるだけ」。一つの英単語には複数の意味があることが普通だが、すべての意味を覚えようと思っても最初は無理なので、まずは長文の中で使われていた意味が分かればOK。「あ、この単語は確か○○って意味だったな。ほら、やっぱり。そっかこの例文だったらこんな訳になるな」という確認でOKだろう。「あ、ちなみにこの単語の名詞形は○○なんだ、こんな風に使うとこんな意味なんだ。ふーん。」という程度で最初は全然OK。

⑥翌日、また英文を読んでみる
①~④、特に④をどれだけ繰り返しやったかにもよるけど、悲しいことに「前日はすらすら読めるところまで行って、ひっかかるところなんてなかったのに、今日読んでみたら数箇所引っかかるところがあった」ということがある(っていうかむしろこれが普通)。そうしたら、③のように確認してOK。ただし、前日ほどの時間はかからないはず。すぐに引っかからなくなるので、数回読み込もう。

⑦次の長文にチャレンジ
また、新たな長文に対して同じことをやっていく。

→“速読英単語”おすすめ活用法(その②)に続く

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